情報確認日:2026年9月15日。価格は煙火業者が公開している価格表を出典として示し、大会の例は当サイトが2026年に確認した九州・沖縄の開催データから引いています。
結論:3号玉で3000円台、尺玉(10号)で5〜7万円、二尺玉は50万円以上
打ち上げ花火の値段は玉の大きさ(号数)でほぼ決まります。茨城県の煙火業者・斉藤商店が公開している価格の目安は次のとおりです(出典:斉藤商店「打ち上げ花火1発の値段と相場」)。
| 玉の大きさ | 直径 | 1発の価格(目安) | 開いたときの直径 | 打ち上がる高さ |
|---|---|---|---|---|
| 3号玉 | 9cm | 3,000〜4,000円 | 約60m | 約120m |
| 4号玉 | 12cm | 5,000〜7,000円 | 約130m | 約160m |
| 5号玉 | 15cm | 9,000〜11,000円 | 約170m | 約190m |
| 6号玉 | 18cm | 15,000〜17,000円 | 約220m | 約220m |
| 7号玉 | 21cm | 24,000〜27,000円 | 約240m | 約250m |
| 8号玉 | 24cm | 35,000〜40,000円 | 約280m | 約280m |
| 尺玉(10号) | 30cm | 50,000〜70,000円 | 約320m | 約330m |
| 二尺玉(20号) | 60cm | 500,000〜700,000円 | 約480m | 約500m |
同じ号数でも幅があるのは、色や変化(開いてから色が変わる、形を作る)の複雑さで手間と材料が変わるためです。他の業者の公開価格でも尺玉は5〜8万円前後、四尺玉(40号)は1発250万円以上とされています。
「1万発」の大会は花火代だけでいくらか
花火大会の「◯発」は、多くが3号〜5号クラスの玉を連発するスターマインで構成されています。仮に平均を4号玉(約6,000円)とすると、1万発で玉代は約6,000万円という計算になります。実際には小さい玉の割合や業者との契約で上下しますし、大会の費用は玉代だけではありません。警備、仮設トイレ、交通規制、保険、清掃などが加わり、大会全体の予算では玉代以外の費用が大きな割合を占めます。この点は花火大会の費用は誰が出しているのかにまとめています。
九州の大会で見ると、関門海峡花火大会は両岸合計約1万8000発、ハウステンボス九州一大花火まつりは2万2000発、やつしろ全国花火競技大会は1万4000発(2026年は中止)で、上の単価で単純計算すると玉代だけで数千万円規模になります(あくまで公開価格からの推定です)。一方で数百発〜1000発規模の町の花火大会も多く、こちらは玉代が数百万円の世界です。
個人で打ち上げたい場合:30万円程度から、ただし自分では上げられない
斉藤商店の案内では、3〜4号玉50発程度で「30万円程度」、内容を絞れば「10万円程度」からとされています。ただし打ち上げには「煙火打揚従事者手帳」や火薬類取扱保安責任者の資格が必要で、無資格の個人が花火を買って自分で打ち上げることはできません。実際には煙火業者に依頼し、業者が警察・消防への届け出、打ち上げ場所の確保、保安距離の確保まで行います。
費用の内訳は玉代のほかに、打ち上げの人件費、筒などの機材、届け出の手数料、場合によっては打ち上げ場所の使用料です。結婚式やプロポーズ、地域イベントで依頼する例が多く、見積もりは業者ごとに違うため、複数に問い合わせるのが現実的です。
大会で「1発あたりの費用」を体感する見方
- プログラムの最後に上がる大きな一発(尺玉・二尺玉)は、1発で5万〜70万円。九州ではやつしろ全国花火競技大会のように、花火師が1発ごとに技を競う大会で大玉を見比べられます
- 音楽に合わせて短時間に大量に上げる形式(MAKE A MONOGATARI、桜島と芸術花火など)は、観覧を有料のチケット制にして費用を賄う形式です
- 協賛企業名を読み上げてから1発上がる「協賛花火」は、その企業が費用を負担した花火です。上の表の単価が、そのまま協賛の目安になります

